この時間に乗ってはダメ！台湾新幹線(高鉄)をうまく乗りこなすコツ

台湾を旅行する上で効率良く移動できるのが、台湾新幹線「高鉄」です。.
台北から高雄まで2時間ちょっとで行ける速度が魅力的で、多くの旅行者が利用しています。

今回は、この高鉄新幹線のチケットの種類や新幹線に乗る時のコツなどをご紹介したいと思います。

【中国語ができると台湾旅行が3倍楽しくなる！】高鉄新幹線で使える中国語

台湾新幹線のチケットの種類

台湾新幹線のチケットは、大きく分けて3種類あります。
◯商務車廂(ビジネスクラス)
◯對號座(座席指定席)
◯自由席

台北から高雄まで「ビジネスクラス」ならば片道で2250元、「座席指定席」ならば片道で1490元になります。
下記の表は赤色がビジネスクラス、青色が座席指定席になります。

商務車廂(ビジネスクラス)について

商務車廂(ビジネスクラス)は、6号車にあります。
左右2列シートで、席のスペースが広く、軽食がつきます。

對號座(座席指定席)について

旅行者で一番多く購入するのが、この對號座(座席指定席)だと思います。
座席指定席は、1〜5と7〜9号車にあります。
便によって8〜9号車が自由席になることがあります。

左側3列シート、右側が2列シートです。

7号車には、車椅子やベビーカー用の座席があります。
体が不自由な方でも高鉄新幹線に乗れるようになっています。
※外国人客の、障害者割引チケットは現在販売していません。

自由座(自由席)について

座席指定席の次に購入されているのが、自由座(自由席)だと思います。
自由席は10〜12号車両です。
席の確保が必要ないのでいつでも購入できます。

博愛席(優先席)は、各車両の1・2列目にあります。

【注意！】週末の自由座(自由席)について

自由席を購入する時に気をつけたいのは、購入する時間です。
週末の自由席はラッシュ状態なので、ゆっくり座りたい方は座席指定席を取りましょう。

下記の写真は、日曜日の午後、「左営(高雄)→台南→台中→板橋→台北→南港」しか停車しない便でした。
自由席はすでに席がなく、座れない乗客は通路に入ってしまって寿司詰めです。

車内の脇にある通路まで人が詰まってしまって、トイレに行くのも困難でした。

週末の午後は、新幹線を利用する人がとても多いので、座席指定席を取るのに1時間以上待たされることがあります。
そこで、時間を節約するために皆さん自由席を購入して、立ちながら乗車するのです。

上記の便は、「左営(高雄)→台南→台中→板橋→台北→南港」しか停車しないので
「高雄→台中」で53分
「高雄→台北」で102分
で移動できるので、自由席は寿司詰め状態です。

早く移動したい方は、自由席がおすすめですが、席がないこともあるので、その点に気をつけて利用してください。

台湾新幹線3日間フリーパス

台湾新幹線には、3日間乗り放題のパスがあります。
フリーパスがあると「對號座(座席指定席)」と「自由座(自由席)」が3日間乗り放題です。

新幹線の駅では、購入できないので、事前にネットで予約をする必要があります。
3日間パスの価格や購入方法について記事を書きましたので合わせてご覧ください。

3日間フリーパスは使用する時にパスポートが必要になります。

乗車する時は、自動改札ではなく、係員に見せて中に入る形式になります。

台湾新幹線車内の設備

台湾新幹線は、車両別に設備が配置されています。

トイレは、1・3・5・7・9・11号車
ベビールームは、5号車
自販機は、1・5・11号車
充電室は、4・12号車

また車内には、このような荷物置き場があります。

台湾新幹線車内の充電室

充電室は4・12号車両にあります。

スマホ用充電設備があります。コンセントもあるのでパソコンも充電できます。

3種類の充電ケーブルが用意されています。
ケーブルの種類は、ライトニング(iPhone)、マイクロUSB、USB type-C。

台湾新幹線の車内販売

台湾新幹線の車内販売は、自販機と車内販売員(パーサー)を利用することで飲食物を購入できます。

台湾新幹線車内の自動販売機は1・5・11号車にあります。

台湾新幹線には、車内販売員が巡回しています。

飲み物やお菓子を販売している。

温かい飲み物もある。

高鉄のウェブサイトでは車内販売している飲食物を紹介しています。
高鉄で車内販売している飲食物

お菓子やアイスがあります。

パンやお弁当も購入できます。

高鉄新幹線駅の駅弁

高鉄新幹線の各駅では「高鉄弁当」が販売しています。
排骨弁当やベジタリアン用の素食弁当など3種類を販売しています。

高鉄弁当の販売は、毎日「11：30」と「17：30」から。

素食弁当は、台湾の野菜が盛りだくさん。

高鉄弁当は、各駅で販売しているので、新幹線に乗る前に買って、台湾の景色を楽しみながら弁当を楽しんでみてはいかがでしょうか。

台湾新幹線の車内無料Wi-Fi

台湾新幹線内には、台湾政府が提供する無料Wi-Fi「iTaiwan」があります。

台湾全土で使用できる無料Wi-Fi「iTaiwan」は、台湾各所にある「旅客服務中心」での手続きが必要です。

詳しくはこちらの記事で紹介しているので合わせてご覧ください。

この「iTaiwan」ですが、接続があまりよくなく、途切れることがよくありますので過度の期待は禁物です。
使えればラッキーだと思います。

台湾中部は、トンネルを通過する場所が多いので、Wi-Fiや4G回線を使用していても途切れることが多いです。

まとめ

今回は、台湾新幹線「高鉄」を利用する際に知っておくと便利な情報をお伝えしました。
台北から高雄まで往復で利用される方ならば、事前にネットで「3日間パス」を購入しておくと安く利用することができます。

台北↔高雄の往復が、對號座(座席指定席)で2980元なので、2200元で購入できる3日間パスの方がお得です。

また、台湾新幹線は、週末の午後がとても混雑するので、利用される方は早めに座席指定席を予約するなど対策を立てた方が、ストレスなく旅行が楽しめると思います。

それでは皆様、快適な新幹線の旅をお楽しみください。

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